書評

99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ…すべての社会人へ

「まじめ」と「みじめ」は紙一重!でおなじみのビジネス書です。

一時期はあらゆる書店で平積みにされたりコーナーを用意されたりしていたので、名前くらいは聞いたことのある人が多いのではないでしょうか。

 

本書は「みんなが遠慮して発言しない会議」などを例に挙げ、「まじめ」の意味をはき違えたあまり「みじめ」な結果になってしまう社会人が多いことを指摘します。

そして効率的に仕事を進めて着実に目的を達成するためのコツを、大きく8つに分けて紹介しています。

 

  1. 報連相のコツ
  2. 会議のコツ
  3. メールのコツ
  4. 文書作成のコツ
  5. コミュニケーションのコツ
  6. 時間のコツ
  7. チームワークのコツ
  8. 目標達成のコツ

 

それぞれの項目に10~17個のコツがあり、見開き2ページに1つずつ詳しく説明する形になっていますね。

 

私は本書を、若手ベテランを問わず一度は読んでおくべきビジネス書であると推します。

その理由は以下のとおりです。

 

若手が読むべき理由

 

読書慣れしていなくても読める読みやすさ

 

本書は非常に読みやすいです。

 

まず、見出しを読むだけでも意味が分かる項目が多いです。

本文は上下左右に余白が大きく取られていて、1つの項目の説明に使われる文字数はかなり少なめですね。

さらに一文一文が短く区切られており、必要な項目には図も多く挿入されています。

内容の平易さも相まって、見出しと本文の太字部分、そして図さえ見ておけば、最悪本文を読まなくても内容が理解できてしまうほど。

 

ビジネス書というと、どうしても、

  • 聞いたことのないような難解なカタカナ言葉が出てくる
  • 文字がみっちり敷き詰められている
  • 説教臭い

 

といったマイナスイメージがありがちですが、本書はそのいずれにも当てはまりません。

誰が読んでもわかるような平易な言葉で書かれていますし、難解な言葉が出てくるときは必ず説明書きが入ります。

学生時代に読書をしてこなかった新社会人でも、それほど抵抗無く読み進めていくことができる作りといえるでしょう。

 

基本の分野を手広くカバー

 

繰り返しになりますが、本書に書かれている仕事のコツの内訳は以下の通りです。

 

  1. 報連相のコツ
  2. 会議のコツ
  3. メールのコツ
  4. 文書作成のコツ
  5. コミュニケーションのコツ
  6. 時間のコツ
  7. チームワークのコツ
  8. 目標達成のコツ

 

これらはいずれも社会における基本中の基本であり、本書はその広い範囲にまんべんなく触れています。

もちろん、「広く浅く」であることは否めません。

しかし若手なら、それぞれの項目に特化したビジネス書を8冊読ませるよりは、本書を1冊読ませる方が遙かに都合良く身につきます。

そういった特化型のビジネス書については、本書を読んでいずれかの項目に興味を持った、または自身の弱点を悟った等の後に手を出す方がよいでしょう。

 

興味を持つことが、知識を身につける第一歩です。

まずは若手に「社会における処世術」への興味を持ってもらう、そのための入門書として本書は最適ですね。

 

ベテランが読むべき理由

 

「知っている」と「できている」は違う

 

ベテランの場合は、本書の内容はどこかで見知ったことのあるものばかりだと思います。

私も内容に関しては、とりたてて目を見張るような珍しいことが書いてあるとは感じませんでした。

 

だからこそ、ベテランには今一度本書を読んでいただきたいと思います。

 

「こんなの当たり前じゃないか」と思う、その「当たり前の内容」を、果たしてあなたは実施できているでしょうか?

 

本書の内容は、言わばわかりきったことばかりです。

完璧に実施できていれば評価されること間違いなし、仕事も当然順調に進んでいることでしょう。

 

しかし、内容を知っているのと実施できているのでは、まったく別です。

日々の仕事に忙殺される中で、当然するべき挨拶を忘れていることはありませんか。

昇進した同僚の存在がまぶしくて、つい卑屈になり自信のないようなことを口にしたりしていませんか。

 

本書は社会人としての生活に慣れてしまったベテランに対し、基本に立ち返り自分の姿を見直す手助けとなります。

書かれている内容が「当たり前」と思うことができたのであれば、その上でもう一度本書を読み、自分の日々の姿勢を振り返りましょう。

きっと見落としている大事なものを見つけることができるはずです。

 

【まとめ】社会人ならデスクの引き出しに入れて損はない本

 

以上が、若手ベテランに関わらず社会人が本書を読んでおくべき理由です。

私としては、「ビジネス書なんていらない」と思っている人にこそ読んでもらいたいです。

あなたがステップアップするための大事な一歩が、この本の中に眠っているはずですよ。